「JAS構造材利用拡大事業説明会」安井昇先生の「新木造建築セミナー」開催報告
神奈川県木材業協同組合連合会(以下県木連)流通情報部会主催で、7月11日(水)TKP横浜駅西口カンファレンスセンターにて、「JAS構造材利用拡大事業説明会」、「新木造建築セミナー」を開催しました。
大変暑い中でしたが、県木連所属員36名、工務店6名、建築士7名、その他3名の52名に皆様にご参加いただきました。
冒頭で県木連吉川会長から「公共建築物への木材利用が進む中JAS構造材の利用が増えてくるのは必然と思われます。
我々地域の木材流通業者が工務店と協力して、率先してJAS材を利用するよう頑張っていきましょう」というメッセージがありました。
AS構造材利用拡大事業については、森田一行全国木材組合連合会常務理事から、まず「建築基準法の改訂」「森林環境譲与税」についての説明があり、続いてJAZ構造材利用拡大事業の概要説明がありました。
JAS構造材利用拡大事業は、「活用宣言」と「個別実証支援」の2つの事業で構成され、具体的な申請方法や対象となる物件、実証レポートの作成について解説がありました。
新・木造セミナーでは、安井昇桜設計集団1級建築士事務所代表から「木造建築の魅力と可能性、伝統木造からCLTまで、木材を見せながら火事に負けない建築をつくる」をテーマに、木材の燃え方、表面を火で加熱しても裏面ではほとんど温度が上昇しないこと、格子などで一定の火を防ぐ機能があることなどをわかりやすく解説していただきました。
参加された皆様からは一様に、「木についてさまざまな角度から知見が得られた」、「木造建築について大変勉強になった」、「木材の可能性を改めて知ることが出来た」等々たくさんの気づきのお言葉をいただき、これからにつながる説明会・セミナーとなりました。
当日の資料を会員専用ページに貼り付けておきますのでご活用ください。